発達障害があっても「向いている仕事」はある——IT就労支援が変えた働き方の話

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「仕事が向いていない」と感じるとき、本当に向いていないのでしょうか。それとも、「その環境に向いていない」だけなのでしょうか。

発達障害(ASD・ADHD・LDなど)のある人が職場で消耗し続ける背景には、能力の問題ではなく、特性と環境のミスマッチがあることがほとんどです。

この記事では、発達障害の特性がむしろ強みになる働き方と、それを実現するための就労支援について、心理学の視点からお伝えします。

目次

「仕事が向いていない」は本当か

仕事が向いていないと感じる職場でのミスマッチ

発達障害のある人が職場で感じる困難には、一定のパターンがあります。

  • 口頭での指示が記憶に残らない
  • 複数のタスクを同時に管理するのが苦手
  • 職場の暗黙のルールが読めない
  • 集中が続きすぎて休憩を忘れる、または集中できない環境でまったく機能しない
発達障害の特性による職場での消耗パターン

これらはすべて「仕事の能力がない」のではなく、一般的な職場環境の設計が「定型発達者の特性」を前提としていることから来る摩擦です。

環境を変えれば、同じ人が全く違うパフォーマンスを発揮できる。それは研究でも、そして当事者の体験談でも繰り返し示されていることです。

テンプル・グランディン博士の研究についての記事でも触れましたが、脳の特性の違いは「障害」ではなく「多様性」として捉えることができます。(関連記事:「”普通じゃない脳”は欠陥じゃなかった」

発達障害の特性とITの相性がいい理由

ITで深く集中して働く男性のイラスト

IT分野には、発達障害の特性が強みに転換しやすい条件が揃っています。

明確なルールがある

プログラミングやデータ分析は、「正しい」「間違い」がはっきりしています。曖昧な人間関係の空気を読む必要がなく、ルールに従って動けば結果が出る。ASDの特性を持つ人にとって、これは非常に働きやすい環境です。

深い集中が武器になる

一つのことに深く没入できる「過集中」の特性は、一般的な職場ではマイナスに見られがちです。しかしコーディングやデータ整理など、長時間の集中を必要とするIT作業では、これが圧倒的な生産性につながります。

コミュニケーションの「形」が特性に合いやすい

IT分野でも、コミュニケーションがなくなるわけではありません。コードレビューやミーティング、チームとのやりとりは日常的にあります。

ただし、一般的な職場と比べて、コミュニケーションの形が変わります。

一般的な職場IT環境
口頭・即興の返答が求められるSlack・メール中心で、考えてから返せる
暗黙のルールで動く仕様書・コードという明示的なルールがある
曖昧な指示が多い「動く・動かない」という明確な基準がある
対面が基本リモート・非同期が選びやすい
テキストベースのコミュニケーションで働く男性

「苦手なコミュニケーションがなくなる」のではなく、「特性に合いやすい形でコミュニケーションできる環境を選びやすい」というのが、より正確な表現です。

パターン認識が得意な人に向いている

ADHDやASDの人はパターン認識が得意なケースが多く、バグを見つけたりデータの異常値を検出したりする作業で強みを発揮することがあります。

就労移行支援という選択肢

就労移行支援の利用ステップを示す標識のイラスト

「転職したい」「でも何から始めればいいかわからない」という状況で、一般的な転職エージェントは発達障害のある人に向いていないことがあります。短期間で内定を出すことが目標のため、特性への配慮が後回しになりがちだからです。

就労移行支援は、障害のある人が安定して就職・定着できるよう、スキルを身につけながら就職活動を進める福祉サービスです。原則として利用料は無料(所得に応じた自己負担あり)で、最長2年間利用できます。

利用するための条件

就労移行支援を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 65歳未満であること
  • 障害者手帳・自立支援医療受給者証・医師の診断書のいずれかを持っていること
  • 一般就労を希望していること

つまり、「発達障害の特性があると感じている」だけでは利用できません。医療機関での診断を受け、診断書を取得することがスタートラインになります。

「自分がグレーゾーンかもしれない」と感じている方は、まず精神科・心療内科への受診を検討してみてください。診断がついた段階で、就労移行支援という選択肢が開きます。

一般的な就労移行支援は事務職や軽作業を対象とすることが多いのですが、中にはIT・データサイエンス分野に特化したサービスも存在します。

Neuro Diveとは

IT職場でデータ分析を発表するNeuro Diveのイメージ

Neuro Diveは、パーソルダイバース株式会社が運営するIT・データサイエンス特化型の就労移行支援です。

特徴

学べるスキル

  • Python・SQL などのプログラミング
  • データ分析・機械学習の基礎
  • AIツールの業務活用

就職実績

  • 大手企業のデータ分析部門やIT部門への就職実績あり
  • パーソルグループのネットワークを活かした求人紹介

発達障害の特性への理解・定着支援

  • スタッフが発達障害の特性を理解した上でサポート
  • 個別プログラムで一人ひとりのペースに合わせた支援
  • ソーシャルスキルトレーニング(SST)など、職場コミュニケーションの練習も含む
  • 就職後の職場定着支援あり(コミュニケーションの困りごとへの継続サポート)

こんな人に向いている

  • 発達障害(ASD・ADHD・LD等)の診断を受けており、就職または転職を考えている
  • IT・データ分野に興味はあるが、どこから学べばいいかわからない
  • 過去の職場で「能力はあるのに続かなかった」経験がある
  • 一般の転職エージェントではなく、特性への理解がある環境で就活したい

まずは無料説明会から

Neuro Diveでは、無料のWEB説明会を実施しています。サービスの内容や利用条件、どんな人が向いているかなどを、担当者に直接聞くことができます。

「自分が対象になるかどうかわからない」という段階でも参加できます。話を聞いてから判断すれば十分です。

【Neuro Dive 無料WEB説明会に申し込む】

説明会への参加は完全無料です。

まとめ:特性は消えない、でも活かす場所は選べる

「発達障害があるから仕事が向いていない」のではありません。「その職場の環境が、自分の特性と合っていなかった」だけかもしれません。

コミュニケーションの困難が完全になくなる環境は存在しません。しかし、困難の「形」を変えることはできます。即興の口頭対応が苦手でも、テキストで丁寧に考えながら伝える環境なら力を発揮できる——そういう人に、IT分野は合いやすいのです。

ただし就労移行支援の利用には医師の診断書等が必要です。まだ診断を受けていない方は、まず医療機関への相談から始めてみてください。

Neuro Diveは、そのあとの選択肢の一つです。スキル習得から就職・定着まで、特性への理解がある環境で進められることが、他の転職支援との大きな違いです。


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この記事を書いた人

アラフフィフ世代で二児の父。
日常の様々なことを書いています。
ブログでの情報発信を通じてたくさんの人達と繋がりたい。
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