「勉強しているんだけど、いまいち成果に結びつかない……」
「本を読んだりセミナーを受けても『なるほどなぁ』で終わってしまう……」
せっかく学ぶ意欲があるのに、そんな経験をするのはすごくもったいないですよね。
この記事では、学んだことをそのままにせず、自己成長につなげる方法を考えてみます。
みなさんの学びを普段の生活や仕事の場面で活かすきっかけにしてもらえると嬉しいです。
みなさんこんにちは。のりさんです。
話題のビジネス書を読んだり、最新のテーマに関する研修を受講して「学びになった、いい気付きをもらった」とそのときは思えても、時間が立つとまた学ぶ前の状態に戻ってしまう。そんな経験ありませんか?
読書やセミナーを受けるのは楽しいんですけど、どうにも身についてないんですよねぇ。
『学びを結果に変えるアウトプット大全』著者で「日本一アウトプットをしている精神科医」を自認する樺沢紫苑先生によれば、多くのビジネスマンは「インプット中心の学び方や働き方」のせいで「大切な時間とお金を無駄にしている」のだそうです。
約9割の人は読書をしたり、講義を受けたりしても、「わかったつもり」になっているだけで、実際は知識として記憶に定着していないのです。
引用元:樺沢紫苑(著)『学びを結果に変えるアウトプット大全』2018, サンクチュアリ出版
ここでいうインプットとは脳の中に情報を入れること、つまり「読む」こと、「聞く」こと。
対してアウトプットは脳の中で処理した情報を外に出すこと、すなわち「話す」こと、「書く」こと、そして「行動する」ことまでを含みます。
樺沢先生は著書の中でアウトプットの6つのメリットを挙げています。
- 脳が「使われた情報」「重要な情報」と判断するため、「記憶に残る」
- アウトプット後にフィードバックすることでよりよい方向へ「行動が変わる」
- 行動が変わることで仕事の進め方や人間関係などの「現実が変わる」
- インプット、アウトプット、フィードバックを繰り返すことで「自己成長する」
- ポジティブなアウトプットが人から評価されたりと「楽しい」
- 職場での評価が上がるなどポジティブな結果が連鎖的に起こり「圧倒的な結果が出る!」
カギカッコ内引用元:同上 ※太字はのりさんが施した
普段の仕事や勉強をアウトプット中心に切り替えるだけで成長のスピードがグングン速まって、今までにない能力が発揮できそうな気がしますね。
次からは具体的なアウトプットの方法を「書く」ことに絞って見ていきましょう。
圧倒的に記憶に残る「書く」アウトプット。体験の直後にできる限り書き出そう!
アウトプットの基本は、「話す」「書く」ですが、「書く」ことのほうが圧倒的に記憶に残り、自己成長を促すのだそうです。
では、いつ書くことが最も効果的なのでしょうか?
最適なのは、脳が最も多くの情報を保持している「インプットの直後」だとされています。
どんなに貴重で素晴らしい体験をしたとしても、それはただのインプットなので、時間とともにどんどん失われて、劣化して、曖昧になっていきます。
しかし、この「書き出す」という作業をすることで、その瞬間の感動と「脳内」の状況をパチリと1枚の写真に収めるように記録に残すことができます。
引用元:同上 ※太字はのりさんが施した
その記録は一生モノで、それを見返すだけで、感動や気付きを先程の体験のように生々しく、ありありと思い出すことができるとのこと。
みなさんも何かを学んだり、体験したら、是非その直後に思いついたこと、感じたことなどをできる限り書き出すようにしてみてはいかがでしょうか?
要約力を身につけて考える力を鍛えよう!
何かの直後に「書く」ことに加えてオススメしたいのは要点をまとめる、つまり「要約する」ことです。
相手の考えやいいたいことをつかみ、まとめ、言い換える能力が高い―そういう人はコミュニケーション能力も高く、仕事の進行も早い。的確に伝えられるのでミスや行き違いも少ない。要約力というのは、ビジネスマンにとって必須のスキルといってもいいでしょう。
引用元:同上 ※太字はのりさんが施した
とはいえ要約するのは非常に難しく、苦手な人も多いと思います。
そこでオススメなのがX(旧Twitter)を使った練習です。
- 本を読んだり、映画を見たりしたらその内容や感想を投稿する
- 感想が難しい場合は本は内容の要約、映画はストーリーの要約のみでも良い
- 制限時間5分で終わらせる
※無料プランを想定しています。※
これを毎日続けていけば、要約力は飛躍的に高まると述べられています。
要約は、読解力のトレーニングにもなります。読解力が高い人は、思考力も高い。
つまり、要約することで考える力も鍛えられるのだそう。
要約は恰好の脳トレーニングといえるのです。
まとめ
学んだことをそのままにせず、自己成長につなげる方法について、「日本一アウトプットをしている精神科医」樺沢紫苑先生の著書を参考に考えてみました。
今回ご紹介したのは次の2点。
- 体験の直後に思いついたこと、感じたことをできる限り書き出す
- インプットした内容を要約する
この2点を意識して実行するだけでも成長につながりそうですね。
これに限らず樺沢先生の著書では80項目にわたって様々なアウトプット方法が提案されています。記事を読んで気になった方は是非とも手にとってみてください。
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